ログハウス用語集
ログハウスに関連する用語集を紹介します。気になる言葉があったら確認してみてください。 |
■アンカーボルト
基礎と土台を連結する働きを持つL字型のボルト。
■校倉造り
丸太や角材を井桁に組む工法です。つまりログハウスです。
■アーチカット
ログ壁に施されるデザインカットの総称のことです。
■ウッドシェイク
湿気に強いシーダー等を薄く割った材料。屋根葺材や妻壁仕上げ等に主に使用されます。
■大引き(おおびき)
土台を割り付けている板で、これに床板を打ちつける。束柱に支えられています。
■外構工事
建物以外の外まわりの工事。門、塀、アプローチ、庭やガレージ、側溝、排水工事等のことです。
■角ログ
ログ材の断面が四角いログハウスの総称。(正確には四角ではないようです。)
■カケヤ
大きい木槌。ログビルディングには絶対に必要な道具。
■含水率
木材に含まれている水分量の比率です。ログハウスの場合は20%以下が望ましいとされています。
■キーウェイ&キーボード
ログハウスではセトリング対策のため、窓やドアなどの建具類をログ材に直接固定することを
しません。なぜなら、もしログ材に建具を固定すると、セトリングで沈み込みが起きた際に建具
が歪んだり、あるいは破損してしまう可能性があるからです。そこで、建具の外枠に使用する
部材がキーボードで、ログ材に設けられたキーウェイと呼ばれる溝にはめ込んで使用しています。
■キシラデコール
ドイツで開発され、京都の重要文化財にも使われているという、屋外木部用防虫防腐塗料
(の商品名)。表面に塗膜を作らない浸透性なので、木目を生かすことができます。木部に
深く浸透し、長期にわたって防虫防腐効果が高いのが特徴。
■基礎
建築物を支え安定させるために、建築物の最下部に設けられる構造。独立基礎
布基礎、ベタ基礎などがあります。
■コーキング
すき間を埋めるための粘着質の材料です。
■コンクリート
セメントと砂と砂利を通常は1:3:6、強度が必要な場合は1:2:4の割合で混ぜ、水を入れて
練り合わせたもの。モルタルよりも強度が高いといわれています。
■サネ
板と板を組合わせる際などにつける細長い凸凹部分のこと。ログハウスでは、ログ材の上下
床板や野地板の左右などにつけられています。 部材のズレを防止し、建築物の強度を上げます。
■座彫り(ざぼり)
ログ材のように積み上げる部材においてアンカーボルトなどを打ち込んだ場合、ナットが
上にはみ出した状態になると重ねることが出来ないので、それを避けるためにボルトの
周囲をノミなどで彫りこみ、ナットやワッシャーなどが収まる様に加工することをいいます。
■シルログ(sill log)
sillとは、英語で土台などを意味する言葉。シルログはその名のとおり、土台に接している
1番目のログのことを指します。
■ジャッキ
木材を横に積むログハウスで柱を使う場合に必要不可欠な金物。柱の上部又は下部等
に取付け、セトリングに対応しています。
■セトリング
セトリングとは、ログの自重と乾燥によっておこる収縮が原因でログウォールが組立した
当初の高さより沈む現象。セトリングの大きさやセトリングが落ち着くまでの期間は、どう
いったログ材を使用するかや、あるいは使用環境等にも左右され、基本的にハンドカットの
ログ材の方がセトリングは大きく、マシンカットのログ材ではそれほど激しいセトリングは起きません。
■造作工事
木工事において床組み、ログ組み、小屋組み等の後に施される天井や床板、敷居・鴨居類
階段、棚や戸棚、床などの仕上げ工事全般のことです。
■建方
木工事において土台〜床組み、ログ組み、小屋組み、棟木を組み上げるまで工事のこと。
■建具
窓、ドア、襖、障子など、開閉する機能を持ち、建物の開口部や部屋の仕切りなどに
用いられるものの総称。ログハウスに取り付ける際はセトリングの影響に留意し、ログ材
に直接取り付けるようなことはしません。
■ダボ
ログハウスの欠点に地震や強風などによって加えられる横方向からの力に弱くログが
ずれてしまうことがあります。これを防ぐためにログ材の上下に打ち込まれるのがダボで
これにより横方向のズレに絶大な強度を発揮します。
■束
短い垂直材の総称。
■束柱
束石の上に乗り、大引きを支える短い柱。
■2x4工法(ツーバイフォー)
正式には枠組壁工法といいます。2インチ×4インチの断面寸法の木材を基準にして
規格化された部材を組み合わせて床や壁などの枠をつくり、それに厚い構造用合板や
石膏ボードのパネルを張って、壁全体に強度を持たせる。ログハウスでは妻壁の
パネルや内部の間仕切り等でこの工法を使います。
■通しボルト
ログウォールを上から下に貫通しているボルト。横ズレ防止の役目をし、ログハウスの
強度を上げる働きをする。 セトリングが起こると結果的に緩んだ形になるので、締め直し
ができるようになっています。
■ドーマー
屋根の一部に設置する出窓で、ロフトの居住性の向上、採光、あるいは外観のデザイン
目的で設けられます。 シェッドドーマー、ピークドーマー、ゲーブルドーマーなどがあります。
■土台
基礎の直上にある木材で、アンカーボルトで一段目のログ材と共に基礎に連結される。
ログの荷重を基礎に伝える役割があり、また、土台の上にログを組んでいく形になるので
土台は非常に重要であり、寸法等を正確に作る必要があります。
■農地転用(のうちてんよう)
農地を宅地等の地目に変えることを農地転用といいます。建築物を農地に建てるため
にはこの手続きが必要です。
■ノッチ
ログが交差する部分でログ同士を隙間なく組合わせるために入れられている切込みのこと。
ログの種類に応じていろいろなノッチの種類があります。
■野地板
屋根材を貼るための下地として打ち付けられる板。野地ともいいます。
■配置図(はいちず)
敷地内における建築物の位置を示す図面のこと。建築基準法では、確認申請に用いる
配置図に、縮尺・方位・敷地境界線・建築物の位置、擁壁・井戸・浄化槽の位置、敷地
に接する道路の位置、幅員等を記載することになっています。
■ハンドカットログ
ほとんどの作業を手作業で加工されたログをハンドカットログと呼びます。
■伏図(ふせず)
建築物の基礎・床・天井・屋根等の構造、使用部材の配置、大きさ、種類等を示す
水平方向の断面図のようなものです。伏面はすべて上方から見て作図され
基礎伏図、各階の床伏図、屋根伏図等の種類があります。
■ポストアンドビーム(P&B工法)
日本人に馴染みのある在来工法のことをいいます。
■マシーンカットログ
機械で製材したログをマシ−ンカットと呼びます。様々なサイズや形状があり、主なものは
角ログ・丸ログ・Dログ等で、ログ材断面の形状でこのような呼び方をします。
■丸太組構法
その名のとおり、丸太(もしくは角材)を水平に組上げていくことで壁(=ログウォール)を
構成して建物を作っていく構法。 この構法で建てられたものが本来のログハウス。日本の
在来構法のような柱や梁は持ちません。正倉院などで用いられた「校倉造」も丸太組構法
の一種。 いわゆる「ポスト&ビーム」は軸組み構法。
■丸太組構法技術基準
和61年当時の建設省の告示として施行されたもので (建設省告示第859号)、この基準を
満たすログハウスは、建築確認が取れ、建てることが可能。この基準が出来る以前は
建築基準法第38条に基づき、個別に建設大臣の認可が必要でした。
※平成12年の建築基準法の改正により、建築基準法38条が削除になったため、それに
伴いこの告示の改正が必要になり、平成14年国土交通省告示 第411号の施行により
丸太組構法技術基準は廃止されました。
■無垢材(むくざい)
混じりものの無い本物素材のこと。
■モルタル
セメントと砂を1:3もしくは、1:2の割合で混ぜ、水を入れて練り合わせたもの。後者の割合の方が
強度は高くなります。ブロックやレンガを積むときに用いる。コンクリートよりも強度的に劣ります。
■遣方
建物の工事にかかる前に杭を打ち、貫(板材)を打ち付け、建物の位置や壁の中心
などをしめすための作業のこと。
■ログハウス
一般的にログハウスと呼称されるのは、「丸太組構法」もしくは「ポスト&ビーム」で作られ
たもの。丸太組み構法を大別すると、「マシンカット」と「ハンドカット」の2種類がある。
■ログウォール
丸太組み構法で建てられるログハウスにおいて、ログ材で構成される壁のことをいいます。
■ログシェル
ログハウスの骨組みのこと。
■ログエンド
ログハウスのコーナー部、ノッチより先の部分がログエンド。
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Last update:2023/4/19
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